平安時代の和歌に学びたい、恋愛事情と百人一首

小学校の国語の授業で一度は必ず習うであろう和歌・百人一首ですが、アナタは何か好きな和歌はありましたか?よほどの和歌や百人一首好きでないと、なかなか出てこないと思います。

この和歌や百人一首ですが恋愛模様を詠っているものも多く存在します、置き換えている言葉のたとえが難しく解釈しにくかったりします。

だからスムーズに頭の中に入って来ないと感じます、でも考えてみてください平安時代につくられた和歌たちです。現在の私たちの感覚とは少し違っていてもおかしくはないのです。

話は変わりますが、私が一番最初に百人一首と出会った時のお話しをしたいと思います。誰もがたぶん一度は、経験したことがあるかも知れない話しです。

私が小学生の時にクラスで百人一首大会をする事になり、一枚もとれなかったら悔しいので無理やり覚えた和歌が一つあります。

「かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな 燃ゆる思ひを」今だにこの和歌は暗記しています。でもこの和歌が何を詠っているのかは、実は分かっていませんでした。

小学生の私は、とにかく必死にこの和歌を暗記しました。和歌の意味は全く理解なんてしていません、忘れないように暗記暗記暗記でした。

その頑張りでクラス内で開催された百人一首大会では、見事一枚の札を獲得することが出来ました。だから意味も分からず暗記するものが、私の中の百人一首になっていました。

それから数十年が過ぎて、私はまた百人一首と出会います。もう小学生ではないので、さまざまな人生経験も多少はしてします。

その状態で詠む百人一首は子どもの頃、懸命に暗記した同じ和歌なのに違っていまいた。こんなに美しい表現があるのかと意味を理解し感動しました。

ではここから、私が小学生の頃に頑張て暗記した百人一首の訳をしたいと思います。そうこの和歌は恋愛を詠っていまいた、片思いの恋心を純粋に詠ってます。

「こんなにアナタを愛しているのに告白できない、私がアナタに対する恋の炎はこんなに燃えているのにアナタは知らない」

大人になった私がこの和歌の意味を理解するのは、簡単なことでした。まさに今まで私が経験してきた恋愛模様そのものだったからです。

このように和歌の意味を理解することによって、また違った楽しみ方が分かりました。百人一首だけではなく多くの和歌は、恋愛模様がよく詠われています。

平安時代も現代も恋愛する男女の心は、同じだと感じました。しかも和歌は言葉の例えにひねりがきいていて、まるで暗号のようにもとれるのでおもしろいと思います。

アナタがもし片思い中だったら、ラブレターを書いてみませんか?メールや電話ではありません、手紙です。パソコンで入力してプリントした手紙はダメです、手書きの手紙に大きな意味があります。

そして最後に「かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな 燃ゆる思ひを」を書いて締めくくるのです。

きっとこの手紙を受け取った男性は、この和歌の意味を調べるはずです。ロマンティックに事が流れるように私も祈っています。